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看護侍

看護侍

No9 アラスカ最前線



エロイカ No9 アラスカ最前線
文庫本第3第4巻に収録。
およそ300P作品。

あらすじ
第2次大戦時、ドイツのパイロットが操縦を失敗、
ゲーリング空相の美術コレクションと
ナチ作成の偽ドル原版を乗せたまま
アラスカの湖に輸送機を沈めてしまった。
少佐は偽ドル原版処分のため部下を連れアラスカへ。
偶然情報を手に入れた伯爵も横取りしようとアラスカへ。
ジェイムズ君は偽ドル原版を手に入れるため。
ローマ刑務所を脱獄した「仔熊のミーシャ」は原版奪取のためアラスカへ。
3者で荷物を奪い合うことに。
迷惑がるFBIを適当にあしらい少佐は輸送機を引き上げる。
移送中、KGBと伯爵の妨害が。
アラスカの無人の家屋で少佐はミーシャに袋叩きにされ荷物も奪われる。
伯爵の助けで拉致されなかったが、
荷物の追跡で伯爵と少佐はソ連の原潜に拉致され、
シベリアへ。
ミグ25を奪ってシベリアを脱出するが、
荷物は伯爵が奪って逃走。
太平洋上で少佐は原版をやっと処分する。


自分、
うまいことストーリーをまとめられません。
あれだけのどたばたを上手に表現できない。


アマゾンの書評を見たりすると、
この作品のファンは多い。

少佐は何かというと部下に、
「アラスカに行きたいのか?」と叱咤する。
アメリカ領アラスカの米軍基地にNATOは出向している。
寒いし、シベリア(ソ連領)はすぐそば。
無能な部下を送り込んだアラスカに、
自身が行くことに。
そりゃーファンも大笑い。

前作「来た見た勝った」のラストで、
伯爵への報酬が100マルク足りないと、
ケチな税理士は伯爵と供に少佐の自宅へ盗みに向かう。
物語のきっかけがこれ。
たくみだ。

気軽にイギリスから西ドイツに行く。
そんなに近かった?

そこでは読者サービスの少佐の寝る前の儀式が。
少佐は夜な夜な筋トレ、
ベッドに入ると
「メリーさんの羊」を歌って入眠していた。
ファンは大喜び。
少佐のキャラが更に立った。

任務を伝えに、
NATO情報部部長は朝食時を狙って少佐宅へ。
けっこう意地の悪い少佐はしぶしぶコーヒーのみごちそうする。
ネスカフェゴールドブレンド。
部長は角砂糖10個入れて飲む。
甘いもの嫌いな少佐は不健康だと苦言するが、
部長にヘビースモーカー過ぎると返される。
以後30年、
顔を会わせる度に嫌味の応酬を続けあう。
伯爵はそれを
「陰険な漫才」と表現する。

部下は世界の終りのようにアラスカ行きを悲しむ。

アラスカでは過去作「アキレス最後の戦い」で
少佐がアラスカに送った部下Jが出迎える。
たくみ。

この作品では、
「仔熊のミーシャ」が少佐を袋叩きにします。
陰険な少佐は以後ずっと根に持ちます。

更に、
少佐と伯爵はソ連の原子力潜水艦に拉致されます。
これ少女漫画です。
原潜に拉致って・・・なんてハードなんだ。
拉致され2段ベッドで寝る2人。
少佐は寝つくために、
あの
「メリーさんの羊」を歌う。
伯爵は何か聞こえなかったか?と聞くが、
少佐は眠ってしまっている。
伯爵はおかげで
メリーさんの羊を歌いながら進む原潜の夢を見る。
て、言うか拉致された原潜で眠る神経がすごい。

シベリアに連行された一行は、
隙をついて逃げ、
少佐はミグ25を奪って逃走する。
ミグ25とは?
・・・ウィキペディアで調べて下さい。
北海道の歴史に残る事件がありました。
ソ連の戦闘機と言えばミグ25です。

どたばたしてます。
文章では表現しづらい展開です。
そこが面白い日本の漫画。




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